支部総会

平成17年度定時総会

2005.5.24

原案通り全議案可決

茨城県建設業協会水戸支部 平成17年度定時総会

 (社)茨城県建設業協会水戸支部の平成17年度定時総会は去る5月24日午前11時00分より、水戸市青柳の茨城県建設技術研修センターで開催されました。
夏坂支部長は冒頭の挨拶の中で、「地元建設業界は長期にわたる聖域なき構造改革、デフレの進展など苦しい環境の中で、受注競争を続けている」と述べ、 「公共事業量の大幅な減少・コスト縮減が進み、これまでに無かった自然退会、倒産などで会員数は今年度当初133社から125社となった」と会員数の減少 を危惧しました。
その上で「公共事業の力は、地域経済にとって大きな役割を持つ。こうした厳しい環境の中で、管内市町村や関係機関に対し公共投資の拡大確保や会員各社の受 注確保について、積極的に要望を行っている。市民が安全・安心して暮らせる住環境の整備が求められており、地元建設業の社会資本整備の担い手としての役割 は大きい」と述べました。
加えて「業界としては、お互いに協調して、透明性・協調性を確保しつつ、切磋琢磨し共存共栄でがんばっていきたい」と共生を強調しました。
来賓挨拶では、県建設業協会の藤田清治副会長が「夏坂支部長を中心に、会員各位がより一層団結し、繁栄発展を!」又、常井文男顧問からは「合併などで県 内市町村が再編される中、新たな観点に立った社会資本の整備が必要。支部運営においては、できる限り協力体制を堅持しつつ、国民の信頼に応える業界に発展 してほしい」と期待を寄せました。
議事では、平成16年度事業報告並びに歳入歳出決算、平成17年度事業計画(案)並びに歳入歳出予算(案)など全議案を満場一致で可決承認しました。

支部長あいさつ

 本日は、平成17年度茨城県建設業協会水戸支部定時総会に当たり、一言ご挨拶申上げます。平素はご来賓の皆様初め、会員の皆様には水戸支部運営につき、 格別のご支援ご指導を賜りこの席をお借りして厚く御礼申上げますと共に、昨年度もつつがなく支部業務が遂行できましたことを重ねて御礼申上げます。
本日は当支部に雲井工務店さんが入会されることとなり、会員の皆様と仲良くお付き合いを頂くようお願い申上げます。さて、現下の地元建設業界は長期にわ たる「聖域なき」構造改革によるデフレ不況の中、公共工事の減少特に地方中小建設業向け工事量が減少し、併せてコストの縮減が図られたことが、ますます厳 しい経営環境となったのではないかと思います。
当水戸支部の現況も会員の動静として自然退会者や企業の倒産、加えて中央業者の退会が多数あり、また広域市町村合併による支部の所属替えなどもあり、16年度当初133社の支部員数が、新規入会者を含め現在125社となりました。
水戸支部としては、昨年度も管内市町村初め、関係機関に対し積極的に公共投資拡大確保と、会員企業の受注機会拡大確保等を要望して参りました。台風等の 自然災害に対して市民が安心して豊かな生活を営める環境が社会資本整備として求められている現在、我々の果たす役割は地域の経済効果を高めると共に生活環 境を整える上で計り知れないものがあります。
地方経済の回復が期待されますが、実感としてはまだまだ厳しく建設業界にとっては公共工事、民間工事共に事業量の減少による過当競争の結果、ダンピング 受注が多くみられ公共工事に依存度の高い私ども中小地元建設業者にとってはまさに生き残りをかけた正念場がこのまま続くのではと懸念されます。
今年も昨年以上に厳しさが続くと考えられ、自由競争の社会では強い者が勝つ競争原理が本物になると思います。しかし、私ども業界は互譲の精神を大切に し、透明性、競争性を堅持しながら切磋琢磨し、「法を遵守し」共存共栄を図らなくてはならないと思います。関係機関の皆様の更なるご支援をお願い申上げる とともに会員各位のご精進とご繁栄を祈念しご挨拶といたします。

茨城県建設業協会水戸支部長 夏坂 専松

 平成17年度事業計画

【建設業経営に関する事項】
(1) 経営者研究会の開催
(2) 経営者講習会の開催
(3) 雇用管理研修会の開催

【技術向上に関する事項】
(1) 技術研修会の開催
(2) 現場代理人実施研修会の開催
(3) 発注機関及び関連機関との懇談会の開催
(4) 優良工場現場視察研修会の開催
(5) 調査・広報

【支部運営に関する事項】
(1) 建設業安全教育会の開催
(2) 工事現場安全パトロールの実施
(3) 献血会の実施
(4) 各種親睦文化活動の実施
(5) 「みと支部だより」の発行

建設業暴力追放推進協議会水戸支部・平成17年度定時総会

 同日は引き続き、建設業暴力追放推進協議会水戸支部(夏坂専松支部長)の平成17年度定時総会も行われ平成17年度事業計画(案)、同予算(案)などを原案通り可決しました。

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